「Web Standards(ウェブスタンダードまたはWeb標準)」という言葉を最近耳にするようになりました。ウェブスタンダードとは「Webで標準的に利用される技術の総称」で、ウェブスタンダードに準拠したサイト製作を行うことで、モダンブラウザやデバイス(PDAや携帯電話等)に等しく対応でき、また通信データ量を削減するといった恩恵を享受することができます。
XHTML・CSSを利用してWebページを製作することでウェブスタンダードへの準拠になります。他にも言語としてDOM・ECMAScript、数式としてMathMLが挙げられます。文書構造(XHTML)と視覚表現(CSS)の分離を行うことでサイトのリデザイン(ブログでいうところのスキン変更)も簡単に行うことができます。
この本はウェブスタンダードによるサイトデザインのアプローチや製作に際する様々な問題点を取り上げて詳細に解説されたものです。
posted with amazlet at 05.06.11 ジェフリー ゼルドマン Jeffrey Zeldman 石田 優子 ソシオメディア 毎日コミュニケーションズ (2004/10) 売り上げランキング: 11,597 このページは在庫状況に応じて更新されますので、購入をお考えの方は定期的にご覧ください。 おすすめ度の平均: web概念本正しいウェブページの作り方 訳に難アリ |
ブログでない、多くの著名サイトは後方互換、つまり古いブラウザで問題なく表示させるためにウェブスタンダード以外のアプローチで製作されていますが、おそらくここ数年?の間にウェブスタンダードに移行する流れが強まり、「前方互換」を重視する時代が訪れるでしょう。そしてウェブスタンダードに準拠しやすいブログの普及がその流れに勢いをつけるのではないかと思います。