新フォルダブルスマホ「Xiaomi MIX Fold 2」が登場!現時点では日本発売は未定

Xiaomiは11日(現地時間)、中国にて新製品発表会を開催し、新たに横開きの5G対応フォルダブルスマートフォン(スマホ)「Xiaomi MIX Fold 2」(Xiaomi Communications製)を発表しています。まずは中国本土にて2022年8月16日(火)に発売しており、グローバル市場でも順次投入されるとのこと。

価格は内蔵メモリー(RAM)と内蔵ストレージの違いで12GB RAM+256GBストレージモデルが8,999人民元(約180,000円)、12GB RAM+512GBストレージモデルが9,999人民元(約200,000円)、12GB RAM+1TBストレージモデルが11,999人民元(
約241,000円)。なお、同社の日本向けリリースにおいて現時点では日本での発売については未定だと案内しています。

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Xiaomi MIX Fold 2はXiaomi初のフォルダブルスマホ「Mi MIX Fold」に続く横開きのフォルダブルスマホで、スタイルとしては日本でも発売されているSamsung Electronicsの「Galaxy Z Fold」シリーズと同じく開くとタブレット級の大画面となり、閉じると通常のスマホのように使える縦長画面が搭載されています。

新たに同社初のドイツの光学機器メーカー「Leica(ライカ)」と共同開発したカメラ機能であるLeicaカメラを搭載したモデル「[[Xiaomi 12S Ultra]]」に続いてLeicaカメラを搭載し、創造性を刺激する2つの撮影スタイルに対応したほか、技術的な進化を遂げた独自開発のマイクロ水滴型ヒンジによって超薄型の開いた状態では約5.4mmとなり、2つのディスプレイで卓越した視聴体験を提供します。

特にヒンジ部の改良に注力しており、より小さな曲げ半径、より薄いスクリーンモジュール、カスタマイズされたミニ回転ヒンジを特徴として統合ハンダフリー精密プロセスを利用してカーボンファイバーのダブルウイングフローティングパネルを作り上げ、革新的なデザインを実現しています。

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ディスプレイはメインとなる内側に開くとSamsung Eco2パネルの約8.02インチ2K+(2160×1914ドット)有機EL(AMOLED)、外側にアスペクト比9:21のSamsung E5パネルによる約6.56インチFHD+(1080×2520ドット)有機EL(AMOLED)を搭載し、どちらも最大120Hzリフッシュレートや明るさ1000nits(最大輝度はメインが1300nits、カバーが1400nits)、コントラスト比800万:1、HDR10+、Dolby Visionに対応しています。

メインディスプレイは従来の偏光板を超薄型カラーフィルターに置き換え、ブラ ックマトリクス素材を使用して画面への反射を抑えているため、従来のディスプレイと比較して光透過率が33%向上し、消費電力を25%も削減可能となっているとのこと。またPOL-LESS技術を採用し、DCI-P3色域やLTPO2.0、1〜120HzのAdaptive Sync Proに対応しています。

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さらにフォルダブルスマホに最適化された最新の独自ユーザーインターフェース(UI)「MIUI Fold 13」(Android 12ベース)をプリインストールし、スクリーンインタラクションの最適化によってユーザーエクスペリエンス(UX)の進化を実現しており、ホーム画面は折り畳み式画面に適応して通常のスマホの表示領域を2倍となっています。

また視覚的な一貫性を維持するだけで なく、何百もの利用可能なMIUIウィジェットを変形させることなく使用することが可能になっているほか、さまざまな新機能が追加され、3本指でスワイプ すると画面の分割ができるようになっていたり、フローティングウィンドウがサイドバ ーから素早くアクセスすることができ、分割画面モードを終了するのにも使用できたりします。

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フローティングウィンドウと通知のデザインも調整され、マルチタスクを効率的に動作できるようになりました。カメラ機能もLeicaカメラとなったことによってLeica認定ズミクロンレンズに加えて「ライカオーセンティックルック」と「ライカバイブラントルック」という2つの撮影スタイルを搭載し、スマホカメラにおける新たな画像基準を確立しています。カメラの構成は以下の通り。

<フロントカメラ>
・約2000万画素CMOS/広角レンズ

<リアカメラ>
・約5000万画素CMOS「Sony IMX766」/広角レンズ(F1.8、7P、OIS)
・約1300万画素CMOS/超広角レンズ(F2.4、焦点距離15mm、画角123°、光学0.6倍)
・約800万画素CMOS/望遠レンズ(F2.6、焦点距離45mm、光学2倍)

性能面でも最新のQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載し、CPUとGPUの両方で性能が10%向上し、同時にCPUとGPUの消費電力が30%改善され、さらにフォルダブルスマホではほとんど見られない最大2520mm2の大きな表面積のVC(ベイパーチャンバー)を搭載した冷却システムも内蔵しており、一般的なVCと比較して熱伝導率を50%向上させ、優れた性能を支える強固な基盤となっています。

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主な仕様は4500mAhバッテリーおよび急速充電(最大67W)、USB Type-C端子、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.2、NFC Type A/B、赤外線リモコン、位置情報取得(A-GPSなど)、デュアルステレオスピーカー、Harman Kardonチューニング、ハイレゾ音源など。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが2つで、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は中国向けは以下の通り。

5G NR: n1 / n3 / n5 / n8 / n20/n28/ n38 / n40 / n41 / n77 / n78 / n79
4G LTE: B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 /B20 / B26/B28 TDD-LTE:B34 / B38 / B39 / B40 / B41(2496-2690 194MHz) / B42
3G W-CDMA: B1 / B2 / B4 / B5 / B6 / B8 / B19
3G CDMA 1X: BC0
2G GSM: B2 / B3 / B5 / B8

センサーは環境光センサーおよび加速度センサー、ホールセンサー、ジャイロセンサー、電子コンパス、色温度センサー、気圧センサー、フリッカーセンサー、指紋センサーを内蔵。サイズはオープン時で約161.6×144.7×5.4mm、クローズ時で約161.6×73.9×11.2mm、質量は約262gと、Mi MIX Foldでは約317gもあった重さが約17%軽減されました。本体色はゴールド(星輝金)およびブラック(月影黒)の2色展開。



記事執筆:memn0ck


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