UQ WiMAX 2+の2.5GHz帯の5G(n41)への転用が12月以降順次に延期!

KDDI傘下のUQコミュニケーションズ(以下、UQ)は19日、同社が提供している高速データ通信サービス「WiMAX 2+」に利用している2.5GHz帯(50Hz幅)において今年9月1日以降順次提供開始すると案内していた5Gサービスを2022年12月以降順次に延期するとお知らせしています。

同社では周波数帯の有効活用によってより一層快適な高速データ通信サービスを提供するために周波数の一部を5Gサービスに切り替えるとし、切り替え後は東名阪の主要都市部の一部地域から従来のWiMAX 2+による4G(LTE方式)通信時の最大速度が440Mbpsから220Mbpsに順次変更となります。

そのため、現在、WiMAX 2+対応ルーターを利用している場合には4Gによる安定した通信とますます拡大する5Gサービスを利用可能な「WiMAX +5G」対応ルーターへ契約移行手数料無料で移行できるようになっています。なお、2.5GHz帯による5Gを利用するにはn41に対応した機種が必要です。

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UQでは総務省からBWA(広帯域移動無線アクセスシステム)向けの2.5GHz帯(Band 41)が割り当てられたことよって2009年2月(当初は試験サービス)よりWiMAX方式を利用したデータ通信サービスを提供しており、その後、同周波数帯における追加割当を受けてより高速なWiMAX 2+を2013年10月より提供開始しています。

既存のWiMAX方式については最後の10MHz幅を2020年3月31日にWiMAX 2+に移行しており、これによって現在はWiMAX 2+として20MHz+20MHz+10MHzの合計50MHz幅でデータ通信サービスを提供しています。このうちの一部(20MHz+10MHz)を5G(NR TDD方式)に2022年9月1日以降順次切り替えると案内されていましたが、今回、これが2022年12月以降順次に延期されました。

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なお、切り替え後はWiMAX 2+によるデータ通信サービスが現在の下り最大440Mbpsから最大220Mbpsとなります。対象エリアの詳細は『WiMAX 2+速度変更予定エリア|対応サービスエリア|UQ WiMAX(wifi/ルーター)【公式】』をご確認ください。

また切り替え後の5Gはn41としてau回線で提供され、すでにKDDIでは「Galaxy S22 SCG13」や「Galaxy S22 Ultra SCG14」などのn41に対応した製品を投入しており、さらにUQやKDDIでは既存製品についても順次ソフトウェア更新で対応していく予定です。







記事執筆:memn0ck


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WiMAX 2+周波数帯の一部を利用した5Gサービスを12月以降順次開始 |
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