4月1日より施行され、「18歳未満はゲーム1日60分まで」などの内容で議論を呼んでいる「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」。成立の課程においては、パブリックコメントに寄せられた“賛成票”の不自然な多さなど、さまざまな批判や疑惑が持ち上がっていましたが、このたび編集部では、香川県の情報公開制度を利用し、パブコメの原本(正確には原本の“写し”)を入手することができました。
届いたパブコメの原本は、分量にして段ボールまる1箱分、A4用紙で全4186枚。今回、編集部では入手したパブコメ原本のうち「無効」部分を除いた全ページ、約4000枚をスキャンし、PDF化して一般に公開することとしました(公開OKであることは県側に確認済みです)。
ファイルは意見の種別に応じて「賛成」「反対」「提言」(ここまではいずれも個人)、そして「事業者」の4つに大きく分けられており、いずれも“日付順”で並んでいます(2ページあるコメントの「1/2」しか入っていないなど、ところどころ“抜け”もみられましたが、全て送られてきたままのものをスキャンしています)。
これまで同パブコメについては、議会事務局側がまとめた「概要」しか一般には公開されておらず、合計2686件あったとされる“原本”については一部の検討委員と、開示請求を行った一部メディアにしか開示されていない状態でした。
※編集部による検証記事もこちらで掲載しています
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