世界最大手の旅行サイト・トリップアドバイザーが、「外国人に人気の日本の観光スポット ランキング 2017」を発表しました。1位は伏見稲荷大社(京都府)が4年連続の快挙。2位にはフクロウカフェ「アキバフクロウ」(東京都)、3位には広島平和記念資料館(広島県)が続いています。
本年で9回目を迎えるランキング。2016年度にサイトへ寄せられた外国語の口コミ評価や投稿数をもとに、独自のアルゴリズムで集計した結果です。1位の伏見稲荷大社には1万5808件の口コミが寄せられており、うち13210件が外国語。英語・スペイン語・イタリア語・中国語・フランス語・ポルトガル語など言語も多岐に渡り、世界中の旅行者が訪れる代表的な日本の観光名所となったといえるでしょう。
ベスト30を見渡すと、22位にマジックショーが楽しめるバー「フレンチドロップ」(大阪府)、23位にコメディーショーを英語で楽しめる「ROR コメディー」(大阪府)、27位にイルミネーションが美しいと評判の「なばなの里」(三重県)が初のランクイン。あまり耳慣れないスポットですが、外国人からの好評がもとで日本人にも知れ渡ることになりそうです。
前年度ランク外からは、姫路城(兵庫県)が13位、長谷寺(神奈川県)が16位、松本城(長野県)が19位、江戸東京博物館(東京都)が20位、両国国技館(東京都)が25位へ急上昇。都道府県別に見ると、大都市に限らず和歌山や千葉、山梨といった地方都市からのランクインもあり、外国人観光客の訪問先の多様化がうかがえます。
(沓澤真二)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.