バルトは、現代の批評を、生身の人間としての文体の体温さえも失った零度の書き付けと論じたが、自販機のような決まり仕事は、人々を、書き付けることでしか自分の存在を確かめられないところに追いやる。だが、そこには出口は無い。スマートフォンだかなんだか知らないが、街や電車にはずっとなにか携帯に打っている人たちがいっぱい。すごいのになると、携帯をいじりながら自転車に乗ってたりする。一方、私のメールボックスに