ガス業界がさえない。背景には主力のLNG(液化天然ガス)の輸入価格が上昇するなど原料費の増加による業績悪化があるが、地球温暖化対策の出遅れも「逆風」になっている。こうした中で東京ガスなどは08新年度に入り、安全性を高めた新たなガス器具を前倒しで投入したり、ガス料金の一部を値下げしたりと、イメージアップ作戦を展開。しかし、どうもこれらも空振りの様相で、株価もあまりパッとしない。