4月28日のGI天皇賞・春(京都、芝3200メートル)を圧勝したテーオーロイヤル(牡6歳)。そのケタ違いの強さは、まさに「新長距離王」としての実力を遺憾なく見せつけて余りあるものだった。レースを振り返ると、スタートから楽々と好位につけたテーオーロイヤルは、その後もゆったりとした構えで外目のポジションをキープし、2週目3コーナーの坂の下りでも慌てず騒がず、マイペースを維持。そして勝負どころの4コーナー手