東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、受託収賄罪に問われた大会組織委員会の元理事・高橋治之被告(79)の公判が1月31日、東京地裁で開かれ、弁護側は組織委の森喜朗元会長(86)の証人尋問を実施するよう強く求めた。弁護側は2時間近い冒頭陳述のなかで、高橋被告にはスポンサー集めをする権限はなく、企業から受領した約1億9800万円は「民間のコンサルタント業務の報酬であり『民と民』の取引で、賄賂ではない」と起