幸せな家庭像はいつの時代も変わらないのか。フリーライターの鶴見済さんは「日本では夫婦二人で暮らしていると、『子供こそ幸せ』という同調圧力を受ける場面が多い。しかし、私は『子どもさえいれば幸せになれた』と思ったことがない。日本で食卓を囲んで一家団欒をしていたのは、1955年から1975年の20年間くらいと限られた期間のことだ」という――。※本稿は、鶴見済『人間関係を半分降りる 気楽なつながりの作り方』(筑摩書