「地獄の沙汰(さた)も金次第」。コロナ禍や不況、値上がりの続く不安定な昨今では、若い世代が拝金主義に傾くのも致し方ないことだろう。織部彩夏さん(仮名・22歳)は、「若さ」というステータスが金銭に変わることを知り、最大限の恩恵を被ることだけを考え、生活するようになった。「一度、贅沢を覚えて生活水準が上がると、戻るのがすごく難しいんです。安くて簡単に手に入るものに喜んでいる子達を、内心でものすごくバカに