スキャナ市場に回復の兆しが見えてきた。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、テレワークが一気に普及。自宅で紙のデータをデジタル化するニーズも高まり、2020年初頭からスキャナの売り上げが拡大した。ところが需要が一巡すると反動減に見舞われ、足元では前年比マイナスが続いていた。しかしこの10月、販売台数前年比が106.2%とプラスに転じた。平均単価の下落に伴って、販売金額前年比は94.4%と依然前年を下回っている