20歳の時に事故で右手と両足を失った山田千紘さん(30)は、切断部分がまだ残っているように感じ、しかもビリビリと痺れるという。入院中に知った「幻肢痛」は、約10年経った2022年の今でもなくなっていない。日本ペインクリニック学会誌20年6月25日発行号の情報によると、幻肢痛は「四肢切断後の50%の患者で発症」するが、「確立された治療方法」はないという。山田さんはどんな痛みを感じているのか。自身の実体験や、その痛み