こめ油メーカーの築野食品工業とボーソー油脂の2社は、原料高騰などを受け、6月、9月に続いて12月から、3回目の価格改定を行う。国産こめ油の原料は、玄米を精米した時に発生する米糠だが、米の消費量が年々減少していることから米糠の発生量も減少し、調達コストが上昇している。 ただ、残念ながらここ数年、米の消費が上向くような明るい話題はあまりなかった。米の消費が増えなければ、米糠の調達環境の改善も見込め