日本はかつて「一億総中流社会」といわれてきた。しかし、その中心にいた中間所得層は今や激減している。経済学者の井上智洋さんは「GAFAのような巨大IT企業に富が集中し、中間層が没落して、低賃金労働者が大勢いるという超格差社会が到来する」という――。※本稿は、『ゲンロン12』(ゲンロン)の掲載論文「無料ではなく自由を 反緊縮加速主義とはなにか」の一部を再編集したものです。写真=iStock.com/Mlenny※写真はイメー