2004年に日本球界復帰の舞台を作ってくれた“恩人”への思いまだ風に冬の面影を残す長野の地に、真夏のようにまぶしい男がやってきた。ダークグリーンのロングコートにサングラス、そして黄金に輝くグラブ。グラウンドに足を踏み入れた新庄剛志氏が、笑みを絶やさず球を投げる。独立リーグ「ルートインBCリーグ」の信濃グランセローズ-新潟アルビレックスBC戦の試合前。実現した始球式には、恩人への感謝の思いが込められていた