なんとも幸せなバブル買いが続いている。前代未聞のカネあまりを良いことに、金融マーケットのあちこちで先高観が爆走している。爆走?なんでもかんでも値上がりするだろう、そういった期待感が、いまでは確信めいた買いとなって爆発しているのだ。その典型例が、SPACという「空箱」だ。特別目的会社という意味だが、企業買収を目的とした会社を設立し、株式市場に上場する。中身はなにもない、それこそ空箱みたいな会社では