今年から「大学入学共通テスト」が始まる。経済学者の橘木俊詔氏は「共通テストは2012年から検討されていたが、実施までには時間がかかった。その背景には、日本の大学入試改革が抱える2つの問題がある」と指摘する――。※本稿は、橘木俊詔『大学はどこまで「公平」であるべきか』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです。写真=時事通信フォトセンター試験に代わり行われる大学入学共通テスト出願書類の開封作業(東京都