今年7月に北朝鮮の首都・平壌で摘発された大規模な組織売春、名付けて「女子大生クラブ」事件。同国からはこれまでに何度も組織売春摘発の情報がもたらされているが、今回の事件はとりわけ衝撃的だ。北朝鮮では1990年代後半の大飢饉「苦難の行軍」のころ、生きていくために売春を行う女性が増えたとされる。その取り締まりのため、2004年の法改正で「売淫罪」が新設され、「売淫行為を行った者は1年以下の労働鍛錬刑に処す。前項の