「補欠でいいから甲子園に出たい」強豪・都城高進学時の決意「子供の頃からエースで4番」。かつてのCMソングの歌詞の通り、プロになるような選手はたいがい、子供の頃から突出した才能を発揮しているものだ。ところが、日本ハム一筋に22年間活躍して“ミスター・ファイターズ”と呼ばれ、通算2012安打、287本塁打を誇った田中幸雄氏は、中学時代は7〜9番を打つ全く目立たない選手だった。1985年ドラフト会議で3位指名されるまでの