とべ動物園で暮らす「ピース」は、日本で初めて人間の手で育てられたホッキョクグマです。ぬいぐるみのような可愛さで、誕生時は全国的な話題に。お母さんクマが育児放棄をしてしまったため、人間が親代わりになりました。当時、ホッキョクグマの人工哺育の成功例は世界でもほとんどなく、ミルクの配合や快適な温度もわからない状態。さらに3歳頃には持病を発症し、プールで溺れかけたことも。飼育員の高市敦広さんがつきっきりで