エルサルバドル戦の試合後、永井謙佑は「抜けちゃった」と苦笑しながら報道陣の前に現れた。「抜けた」のは快足で相手を抜き去ったことではなく、古傷の右肩が「抜け」てしまったことだった。もっとも、永井は試合前日「抜ける」ことを狙っていると語っていた。「(相手守備陣の)背後を狙って、裏で起点を作りたい」と、飛び出すプレーを予告していたのだ。惜しみなく上下動するプレーが生きたのは19分。冨安健洋が「正直、ちょっ