山口大学の知的財産センターは同大の特許関連収支を分析し、2012―16年度平均の年間収入は約2億円で、支出の2・3倍になることを明らかにした。特許が核となって獲得した競争的資金の間接経費が多く、人件費を十分にカバーした。知財の活動は特許維持などで費用がかかり、“金食い虫”と批判されやすい。研究資金獲得につながる特許という視点で、同大の取り組みは注目されそうだ。山口大の5年間平均での支出は約85