7月2日(日)、首都東京に激震が走った。東京都議会議員選挙の結果、小池百合子都知事が率いる「都民ファーストの会」が単独で49議席を獲得して圧勝し、自由民主党が史上空前の敗北を喫したのだ。都民ファーストの会と自民党との一騎打ちの様相を呈していた今回の選挙だが、軍配は小池都知事に上がった。だが、この結果を「小池都知事圧勝」という陳腐な言葉だけで片付けてしまっていいのだろうか。(政治ジャーナリスト黒瀬徹一