杉山茂樹のBLOG
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WBCとW杯の違いで見える、日本サッカーの進歩の妨げになっている一番の要素
WBC(ワールドベースボールクラシック)優勝の余韻が続く中でサッカー日本代表のウルグアイ戦、コロンビア戦は行われている。それぞれを比較した…
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ナショナルチームダイレクターとは何か。サッカー協会の放っておけない体質
先週、国立競技場で行われた代表メンバー発表記者会見。森保監督の傍らに座る山本昌邦ナショナルチームダイレクターを見て、技術委員長の役割に改め…
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サイドバックをいかに有効活用するか。第2期森保ジャパンの重要なテーマ
この原稿は15日に開かれる日本代表発表記者会見を前に書いているのだが、24日のウルグアイ戦(国立競技場)と28日のコロンビア戦(ヨドコウ桜スタジ…
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そこに哲学はあるか。日本代表には外国人監督が必要だと思う理由
オフト→ファルカン→加茂→岡田→ジーコ→オシム→岡田→ザッケローニ→アギーレ→ハリルホジッチ→西野→森保→森保森保一監督の続投は日本代表…
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Jリーグ30周年。変わらぬ記者会見場の雰囲気に見る、日本サッカーの問題点
1993年に発足したJリーグ。前回のこの欄でも述べたように、その30年の節目を迎えたいま、筆者は特に感慨に浸っているわけではない。発足当時にイメ…
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2050年までにW杯優勝を本気で狙うのなら。見逃しがちな日本の弱みとは
Jリーグの覇者(横浜F・マリノス)と天皇杯の覇者(ヴァンフォーレ甲府)が国立競技場で対戦したスーパー杯は、カタールW杯後、初めて現場で見る…
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欧州組を客寄せパンダにする時代は終わった。代表の強化指針は選手ファーストで考えよ
日本代表は3月24日と28日に森保監督続投決定後、初めてとなる国際試合を行う。28日の試合(ヨドコウ桜スタジアム)は、対戦相手がコロンビアに決ま…
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三笘のスーパーゴールはなぜ生まれたか。岐路に立つ日本が学ぶべきもの
国内リーグのレスター戦に続き、FAカップ(4回戦)のリバプール戦でも劇的なスーパーゴールを決めた三笘。2週連続の快挙にサッカー界は湧いた。…
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森保「続投」に次ぐコーチ人事に期待感を持てない理由
続投する森保一監督のもとでコーチを務めることになった名波浩と前田遼一の両氏は、言わずと知れた元日本代表選手である。だが、名波が50歳で前田が…
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日本サッカーの偏差値は上がっているのか?
日本のサッカーは強くなっているのか。強くなっているとすれば、どの程度なのか。カタールW杯でクロアチアにPK負けしたことで、それはより分かり…
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久保建英の真価が問われる1年。オヤルサバルにあって久保にないものとは
鎌田大地、伊東純也、堂安律、前田大然、三笘薫、浅野拓磨、久保建英、相馬勇気、南野拓実、上田綺世、町野修也。上記はカタールW杯に臨んだアタッ…
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新年だからこそ改めて問いたい、日本代表が目指しているサッカーは何ですか?
ロシアW杯後に行われた森保新監督就任記者会見の席上で、田嶋幸三会長は「日本人で最も結果を残した監督だから」と、実績重視で招聘したことを強調…
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本当にサッカーが好きなら。カタールW杯は”最後まで”見るべき大会だった。
カタールW杯は、サッカーのエンターテインメント性の最大値を更新する大会だった。世の中に存在する娯楽の中でサッカーが1番だと思い、この職業に…
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よいスタジアムと高度なホスピタリティ。そして好勝負。カタールW杯は大当たりの大会だった
決勝が延長PKに及んだカタールW杯。日本ではどう報じられているのか、筆者がサッカーゲームの話以上に気になるのは大会そのものの話だ。イベント…
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W杯で本当に新しい景色を見たいのなら
決勝トーナメント1回戦8試合、準々決勝4試合、計12試合中、延長PKに至ったのは4試合で、発生率は3割3分3厘だった。この12試合中、筆者が実…
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森保監督はいつから、先を見越した戦いをする監督になったのか
この原稿は、決勝トーナメント1回戦、クロアチア戦を前に書いているのだが--。筆者は6月22日発行の当コラムで「W杯1戦目より2戦目のスタメン…
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カタールW杯、現地スタジアムの急勾配だからこそ見える勝敗の鍵
1988年西ドイツ大会から連続して取材してきたユーロだが、ユーロ2020はコロナの影響で取材を断念していて、国際的なトーナメントを海外で現地取材す…
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カタールW杯、不健全な煽りに走る日本のメディア。格下だからこその冷静な視点を
カタールW杯のグループリーグ(E組)をドイツ、コスタリカ、スペインの順で対戦する日本。この組を勝ち抜き、ベスト16に進むためには……という話…
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カタールW杯目前。″新しい景色″を見るために必要な議論
11月1日。カタールW杯のメンバー発表が行われた都内のホテルの会場には、「新しい景色を2022」なるキャッチコピーが大々的に掲げられていた。JF…
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″助っ人”外国人も今や昔。J1の優勝を分けた一番の要因とは
横浜F・マリノスの優勝で幕を閉じた2022年のJリーグ。優勝を争った2位川崎フロンターレとの勝ち点差は2で、3位に入ったサンフレッチェ広島と川…
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森保監督に岡田監督のような奥の手はあるか。センターラインへの一抹の不安
W杯本大会に出場する32チームの平均身長をランキング化したとき、日本は毎度30位前後に位置する低身長国だ。バスケットボールやバレーボール、ある…
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甲府の天皇杯Vに見えた、美談と矛盾
J2で現在(10月17日)18位のヴァンフォーレ甲府が、J1で現在3位のサンフレッチェ広島を延長PKの末に下した天皇杯決勝。順位に33位分の開きが…
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日本代表への関心低下が加速する。日本サッカー界が抱える構造的な問題
3人→12人→15人。パーセンテージにすると17%→52%→65%。W杯過去3大会(2010年南アW杯、2014年ブラジルW杯、2018年ロシアW杯)の最終メン…
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W杯本番まで50日。森保ジャパンで一番の心配の種は?
森保監督は昨夏の東京五輪で、選手をなぜローテーションで起用しなかったかという旨の質問に、こう言い切った。「先を見越して戦うことはまだできな…
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日本サッカーの進歩が遅れた理由。12年分のタイムロスを取り戻せるか
この原稿はエクアドル戦(9月27日)を前に書いているのだが、その4日前に行われたアメリカ戦(23日)を一言でいうなら、日本の4-2-3-1が相手…
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まず述べるべきは、自分はどう思ったか。サッカー監督に求められる資質
「誰々はこう言ってました」と他人の意見を積極的に伝えたがる人がいる。特にサッカーにおいて。あのコーチは○○選手についてこう高く評価していたと…
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チャンピオンズリーグで一番ノッていた日本人選手は誰か
チャンピオンズリーグ(CL)の第1週に、出場資格のある以下の日本人選手6人がすべて出場した。守田英正(スポルティング)、鎌田大地、長谷部誠…
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VARは悪くないけれど。セットで考えたい電光掲示板の使い方
VARは確かにサッカー的ではない。サッカーらしさの象徴と言える「流れ」は、VARの介入によって寸断される。VARシステムの導入に、筆者は当…
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サイドを制するものは試合を制す。森保ジャパン最大の改善点
全北現代とのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝を延長PKの末に制し、決勝進出をはたした浦和レッズ。相手の全北現代の方が力は上だった…
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ダブルヘッダーも可能!カタールW杯はまさに″行き時”
カタールW杯開幕まで3ヶ月を切った。筆者自身の話をすれば、宿の手配をしたり、取材観戦する試合を選定したり、11月〜12月のカタールの気候をチェ…