駅前や玩具店、スーパーに設置してあるガチャガチャをみると、つい、まわしたいという衝動にかられる人もいるだろう。
しかしながら、いざガチャガチャをまわそう(買おう)としても100円玉が財布の中になくてできないと「がっかり」しることもしばしば。
ところが、今後は、100円玉を用意しなくても、ガチャガチャができるようになるかもしれない。
●多数の電子マネーに対応したガチャガチャは3月から試験設置新しいガチャガチャを開発したのは、カプセル玩具自販機大手のハピネット・ベンディングサービス。
2017年には7兆円規模という電子マネー対応に対応させたモデルを国内で初めて試験設置するという。
対応している電子マネーは以下のもの
・SuicaやPASMOといった交通系電子マネー
・楽天Edy
・nanaco
・WAON※店舗によって使用できる電子マネーは異なる
これらの電子マネー対応カードやおサイフケータイでかざし、回したいガチャガチャの番号を押すことでロックが外れてガチャれるそうだ。
ちなみに、この電子マネー対応ガチャガチャは、試験導入のため店舗が限られている。
導入予定店舗
・セガ池袋GIGO店
・タイトーステーションアイシティ21松本店
・トイザらス千葉長沼店
・ビックカメラ有楽町店
・ヨークベニマルあすと長町店これらに2015年3月から8月の間、テストを行うとのこと。
●ユーザーも店舗もメリットのあるシステムへこの電子マネー対応ガチャガチャが登場することで、ガチャガチャ業界は大きくかわってくる。
まず、ユーザー側では、
・硬貨を用意しなくていい
・ポイントサービスが受けられる
といったメリットがあり、カードやケータイをかざすことでいつでも好きなガチャを回せるようになる。
さらに店舗側のメリットとしては、
・硬貨を回収しなくていい
・ポイントサービスを使って顧客の囲い込みができる
・何が売れているかひと目でデータ化される
などのメリットが期待できる。
特に、いままでは硬貨で購入するというアナログさにより手間だったものが全て解決することになる。
さらにポイントサービスが導入できるようになるため、リピーターも期待できるほか、新製品情報の発信も可能になるかもしれない。
筆者もいままでは欲しいガチャガチャがあっても、財布(の硬貨)と相談していたのだが、これが普及するといつでも好きなようにガチャガチャできるのを期待している。
現在は実証実験だが、今後の本格普及をぜひ望みたい。
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プレスリリース|パピネット(PDF)布施 繁樹