そもそも映像出力も外部コントローラも想定していない初代ゲームボーイをどうやって拡張するかといえば、GAMEBOYの筐体を表側と裏側の二枚に開き、HDMY BOYの基板と内部で接続したのちサンドイッチのように挟んで一体化します。
追加されるのはフルHDスケーリング対応のHDMI出力端子(等倍、引き伸ばし対応)、および海外版ファミコンことNESレプリカの外付けコントローラ。GAMEBOY本体側のボタンも変わらず機能します。またスーパーゲームボーイのように、ゲームボーイソフトのモノクロ4階調に任意の色を割り振って疑似カラー化する機能もあります。
Kickstarter での出資は、成功時の見返りにHDMY BOY本体が手に入る(計画)のメニューで115ユーロから。取り付け工具やNESレプリカコントローラも付属します。仮に調達目標の6万5000ユーロに到達して実際に課金が発生し、プロジェクトがつつがなく進んだ場合、出資者の手元に届くのは2015年4月以降になる見込み。25年後の今も楽器として使われるなど愛されるゲームボーイだけに、エミュレータでも互換機でもなく実機を改造してHDMI化したい需要はないこともなさそうですが、なかなか強気な価格設定です。