ガンCEO登場。情報通信白書について言及し、国内のスマートフォンユーザーはまだ半数ほどであるとして「日本は世界よりも遅れている」とコメント。Y!mobileの名前からどう考えてもヤフーのYであると考えるのが妥当だと思いますが、ガンCEOは「Yにはいろいろな意味がある。Enjoyの後ろのY」などとヤフーだけじゃない点と強調しました。
端末
秋口までに発売予定のPHS4機種とPocket WiFiを紹介。新Pocket WiFiはソフトバンク版とハードウェアは同じです。
続いてスマートフォン2モデル発表。Huawei製のSTREAM S(Ascend P6)を8月、京セラ製のDIGNO T(Sprint向けモデル)を9月投入します。()内はベースモデル。
料金
続いて料金について。まずはNTTドコモ、au、ソフトバンクの料金体系がわかりにくいと紹介。また料金が割高で「スマートフォンを使おうとするとどうしても6500円かかってしまいます。ソフトバンクのグループと言われるが、既存3社がグループで我々は違う」とガンCEOはアピールしました。
買収は白紙になりましたっが、もちろんヤフーとの連携もあります。ID連携のほか、パケットマイレージ構想を発表。ヤフーにアプリからログインすると、翌月使えるマイルがたまります。翌月しか使えないマイルとも言えるかもしれません。
質疑応答
Q:ヘビーユーザー向け?
A:ヘビーユーザーは自分でサービスを選べます。レイトマジョリティのユーザーはサービスを理解できず使い方をオススメしなくてはなりません。パケットマイレージやヤフー連携はそのためです。ヤフー連携は最初の1歩。ヤフーのメンバーと新サービスを出していきます。
Q:ヤフーの買収について。
A:ノーコメント。我々は当事者じゃないので(ソフトバンクとヤフーの間の取引のため)。資本参加が全てではなかった。提携でもできる。
Q:SIMフリーについて。イー・モバイル時代はNexus 5で投入していたが。
A:現状のイー・モバイルはSIMフリーです。これからSREAM SはSIMフリー。DIGNO Tはいろいろな関係でロックされています。基本的にはSIMフリーにしたいと思っています。
Q:今後Windows PhoneなどAndroid以外を出す予定はあるのか? ソフトバンクモバイルとの製品調達関係はどうなるのか?
A:現状はAndroid。
Q:料金プランは税込み?
A:2980円は税別。最初の勝負は料金。
Q:総務省でグループの見直しの話が出ている。ソフトバンクとの関係。4G戦略はどうなるのか。
A:グループ会社の話。4Gはいろいろな定義があるが、3.5GHz 帯はこれからだが,1.7GHz と700MHz、そしてなるべく速く1.7GHzの追加が欲しい。最初の勝負は料金だが、キャパシティが足りなくなると思う。
Q:レイトマジョリティを狙う方針。サポート面の計画はあるのか、より手厚いサポートはあるのか?
A:レイトマジョリティはサポート充実が必要です。イー・アクセス時代のようにPocket WiFi時代に設定含め難しかったので有料サポートを用意していました。これは周辺機器も含めてサポートするものです。イー・アクセスとウィルコムで1000店舗近くあるのでここでサポートしていきたい。
Q:格安SIMとの差別化。
A:多くはデータだが、VoiPもある。中身を見るといろいろな制限が入っている。我々は速度制限はありません。レイトマジョリティのユーザーが使う上で必要充分なものになっているのではないか。我々は端末や通信のサポートを出せます。SIMのみは難しい商品になってくると思う
Q:大手3社が結局同じようなプライシングになっているのをどう分析しているのか。
A:不思議なんですけど、コストが同じだからかもしれない。我々は大手の動きをみて、これから初めてのスマホユーザーになる人に対して非常に良い商品になると思う。3社はブランド力もあるので。