――今回GLORYからオファーを受けて率直にどういった心境でしたか。「今、立ち技格闘技で世界一の団体と言われているGLORYが日本で開催されることになって、その大会に呼んでもらえて非常にうれしく思います」
――GLORYというイベントにはどんな印象を持っていますか。「ヘビー級にしても70キロ級にしてもスター選手が集まっていて、この大会で活躍すれば自分の目指す世界一に近づくことが出来るのではないかなと思っています」
――現在、久保選手は70キロまでの階級アップを掲げていますが、GLORYで70キロのトーナメントが行われていることはモチベーションになっていますか。「はい。今年はK-1が新体制になって、GLORYがIT'S SHOWTIMEを買収して、立ち技格闘技界が変わった一年だと思うんですね。そこで僕はGLORYが世界の中心にいると思っているので、そこで戦うことはモチベーションになっています」
――久保選手は旧K-1で最後の63キロ級の日本王者でした。その久保選手がGLORYで戦うことになって、何か思うことはありますか。「僕は中学生の時にK-1MAXを見て、K-1にこだわりを持って、K-1チャンピオンになりたいという目標を持ってやってきました。だから複雑な気持ちはあります。でも一選手として世界のトップ選手が集まっているのはどこか?』を考えた時、僕はGLORYで勝つことが世界一に近づける場所だと思っています」
――前回は66キロ契約でしたが、GLORYでは何キロ契約での試合を考えていますか。「67キロで話を進めさせてもらっています。通常体重は72〜73キロで、体重そのものは63キロでやっていた時と変わらないんですよね。ただ今は筋肉量が増えた上での72〜73キロで、以前は試合後の不摂生で体重が増えていただけです(苦笑)」
――逆に今は体重が増えてもグッドシェイプをキープしているということですね。「そうですね。僕の考えで選手としてのピークは、この3年だと思うんですよ。だからこの3年は常に節制をして質の高い練習を続ける。怪我がなければ、いつでも試合が出来る状態をキープしようと思います」
――今大会ではどういった相手と戦いたいと思っていますか。「具体的には考えていませんが『日本に久保優太という強い選手がいる』ということを主催者にしっかりとアピールして、これから世界の強豪と試合が組まれるようになっていきたいです。そのためにも今回の試合は重要な試合だと思っています」
――記者会見では「(ジョルジオ・)ペトロシアンが世界一なので、彼と戦うことを目標にしたいです」アピールしていましたが、将来的な目標は打倒ペトロシアンですか。「やるからには世界一を目指しているので、70キロで世界一のペトロシアンに勝ちたいです。63キロの頃は同じサウスポーなので、ペトロシアンの動きを参考にしていたこともありますが、次は対戦相手としてペトロシアンを攻略したいですね」