いくら結婚して子供を産んだとはいえ、まだ新米ママの小渕優子議員がそれほどまでに、少子化担当相に適任なのか。
政治家の家に生まれ、職に就き、高給なご主人を持つ小渕議員に、経済的な問題で子供を産む気になれない女性の気持ちはまずわからないだろう。今のところ、保育園の確保や、男性の育児休暇など、「お決まりの少子化対策」をこね回しているだけで斬新な策は無い。
小渕議員は「母は母でも」一般的な母ではない。でもとりあえず政界の中では若い母だから選ばれた。笹川氏の発言は乱暴でもまんざらウソでは無い。
しかし、今回問題発言とも取れるスピーチをした笹川尭総務会長は、言わずと知れた笹川良一の次男。戦後日本の政治に深く関わり、“競艇界の首領”ならず“日本のドン”と言われた人の息子であり、決して普通の家庭で育った人では無い。年齢も60歳代、子供を産まない若者の厳しい状況など理解しようのない人物だ。
少子化対策の適任者は他にもいる。
種子島出身の「大家族貧乏アイドル」上原美優(21)。大雨漏りのする家で姉妹がパンツを取り合ったり、父親が井戸を掘ったり「貧乏でも平和な家族」を持ちネタにするアイドルだ。多少の誇張はあるかもしれないが、彼女の「ホームレス中学生」に負けない島での貧乏生活の中に、忘れかけた家族の絆がある。バラエティ番組で本人と共に貧乏生活を語る父も、貧乏でも出世した娘が心から誇らしいようだ。上原家のような貧しくとも仲の良い家族が昔はもっと多かった。
7日放送の「サンデー・ジャポン」の鍋紹介のコーナーで、「将来、子供は10人ほしい!」とサラリと言う彼女。そこには貧乏を恨む気持ちが一切無い。「お金が無くても大丈夫。ゲーム機やお受験が無くとも子は育つのだ。」それを心から言える上原美優のような人が、本当の少子化対策には必要なのではないか。
(編集部:宇佐木野ミミ)
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