イー・モバイルが発売した「
EMONSTER lite(S12HT)」は、「TouchFLO」を搭載し、直感的インターフェイスとモバイルGoogleマップなどのインターネットサービスの利用を提供することでiPhone 3Gを追撃する端末として注目されている。
今回は、iPhone 3G対抗としての「
EMONSTER lite」をみてみよう。
「
EMONSTER lite」は、GPSを本体に内蔵こそしていないが、モバイルGoogleマップで現在位置やショップなどの検索を利用した活用ができる。
■片手にすっぽり収まる小型な本体EMONSTER liteの特徴は、片手の中にすっぽりと収まるほど小型な本体だろう。高さ107mm×幅55mm×厚さ15.8mm、重さは120gと、iPhone 3Gと比べても薄さ以外は
EMONSTER liteの方が小型化では勝っている。
本体が大きい分、液晶サイズでは、
EMONSTER liteが2.6インチ(QVGA)、iPhone 3Gは3.5インチ(WQVGA)と、iPhone 3Gの方が大画面となる。
■10キーボードEMONSTER liteには、スライド式の10キーボードが内蔵されている。
iPhone 3Gでは、文字入力はすべてソフトウエアキーボードとなるが、
EMONSTER liteはスライド式の10キーボードがあるぶん文字入力での実用性は高いだろう。
10(ダイヤル)キーボードは、通常のケータイにも搭載されており使い慣れている人も多く、ソフトウエアキーボードより使いやすいと感じる人も多いそうだ。
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フロント操作部 | 10キーボード |
■外部メモリー、バッテリー、SIMスロットEMONSTER liteは、外部メモリーとしてmicroSDが利用できる。また、背面カバーを外すことでバッテリーの交換も可能となっている。iPhone 3Gのデメリットして、外部メモリーが利用できない点とバッテリー交換が自分でできない点をあげる人も多いため、このあたりは
EMONSTER liteにメリットがありそうだ。
■触る、なぞる! TouchFLOの世界EMONSTER liteがiPhone 3G対抗馬といわれるのは、HTC社が開発したTouchFLO機能によるところが大きい。
「TouchFLO」は、液晶画面をなぞったり、触れることでマウスのように操作ができきるインターフェイスで、このい機能により、タッチパネル端末での片手操作を実現しただけでなく操作する楽しさも新たに生まれている。
iPhone 3Gが、液晶画面を「なぞる」「触る」操作のインターフェイスを採用したことで、タッチパネル端末に大きな進歩をもたらしたといえる。
●メニューからも利用できるTouchFLOは、TODAY画面からも体感することができる。
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TODAY画面 |
TODAY画面で画面下から上に指をなぞると、連絡先、ランチャー、マルチメディアツール画面を3Dのブロックを回すように画面転換することできる。
■モバイルGoogleマップEMONSTER liteは、iPhone 3G と同じくモバイルGoogleマップが利用できる。
●モバイルGoogleマップの導入EMONSTER liteで、モバイルGoogleマップを利用するにはEMnetサービスからアプリケーションをダウンロード(無償)する必要がある。作業は簡単で、Internet Explorerを起動してお気に入りから“EMnetサービス”に接続する。地図と交通アイコンをタップして“■Googleマップ”の“詳細・アプリダウンロード”をタップしてダウンロードすれば自動でインストールされる。
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EMnetサービス | モバイルGoogleマップのダウンロード |