W杯(World Cup)王者、上院議員、そしてサッカークラブの会長という経歴を持つ
ロマーリオ氏は、一線を退いてから15年を経て、現役復帰を自身の履歴書に書き加えた。
1994年W杯米国大会(1994 World Cup)を制覇した
ロマーリオ氏はこの日、現在リオデジャネイロ州選手権2部リーグで戦い1部返り咲きを目指すアメリカRJで再びプレーすべく、選手登録したことを明かした。
ロマーリオ氏はインスタグラムへの投稿で「愛するアメリカを少しでも援助するための準備はできている」と記した。また、チームに息子のロマリーニョ(Romarinho)も所属する中で、「息子とピッチをともにするという夢はかなうだろう」と続けた。
その前の投稿では、リーグ戦すべてでプレーするつもりはないと述べており、これについては「私はただ愛するクラブで試合をして、息子と一緒にプレーする夢を実現したいだけ」としている。
ロマーリオ氏は、亡き父のお気に入りだったアメリカRJを応援して育ったが、地元のライバルクラブであるバスコ・ダ・ガマ(CR Vasco da Gama)でプロキャリアをスタートさせると、その後欧州に移籍し、オランダ・
エールディビジの
PSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)やスペイン1部リーグの
FCバルセロナ(FC Barcelona)で輝かしい成績を収めた。
米国W杯では優勝した
ブラジル代表にとって不可欠な存在となり、同年の国際サッカー連盟(FIFA)年間最優秀選手賞を受賞。2008年に引退したが、翌年に復帰して短期間アメリカRJでプレーした。
2015年からは上院議員を務め、今年1月からアメリカRJの会長に就任し、厳しいクラブ財政の立て直しとトップリーグ復帰の任務を背負っている。
【翻訳編集】AFPBB News
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