16日の降水量は最大259.5ミリと、75年間の観測史上最大となった。
片側6車線の幹線道路は冠水し、渋滞が発生。首長国の一つ、ラスアルハイマ(Ras Al-Khaimah)では70歳の男性が車ごと押し流されて死亡した。
ドバイ国際空港(Dubai International Airport)近くでは、水没した道路トンネルもあった。
ドバイ周辺では停電も報告された。
国際線乗降客数が世界最大の同空港では、道路の冠水や公共交通機関の運休のため職員が出勤できず、機能はまひした。
遅延便が相次いだため、乗客は必要不可欠な場合を除き空港利用を控えるよう要請された。「フラッグキャリア」の
エミレーツ航空(Emirates)は搭乗手続きを全面停止した。
大雨の影響は別の首長国シャルジャ(Sharjah)をはじめUAE全域に及んだ。隣国
オマーンでは、週末からの大雨によりこれまでに子どもを含む19人の死亡が確認されている。
【翻訳編集】AFPBB News
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