イランは13日、史上初めて
イスラエル領に向けて直接攻撃を実施。
イスラエルが今月1日、在シリア・
イラン領事館を空爆したとみられることへの報復だとしている。
イスラエルのギラド・エルダン(Gilad Erdan)大使は会合で「手遅れになる前にあらゆる可能な制裁を
イランに科す」よう訴えるとともに、「
イランによるテロ行為に対する非難」を呼び掛けた。
これに対し
イランの アミール・サイード・イラバニ(Amir Saeid Iravani)国連大使は、
イランは「固有の自衛権」を行使しただけであり、それ以外の「選択肢はなかった」と反論。
イランとしては「エスカレーションも戦争も望んでいない」が、いかなる「脅しや攻撃」にも対応すると述べた。
またアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)国連事務総長は、「
中東地域も世界もこれ以上の戦争をする余裕はない」とし、緊張緩和に向けた努力を訴えた。
一方、米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー(John Kirby)戦略広報調整官はNBCテレビに対し、「われわれは
イランとの全面戦争を望んでいない」と語った。
ある米政府高官は匿名を条件に、
ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相に対し、今回の
イランの攻撃に対する報復に踏み切る場合、米政府は軍事支援しないと伝えたと明かした。
高官は「(
イスラエル側の)いかなる対応にもわれわれは参加するつもりはない」と話した。
【翻訳編集】AFPBB News
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