「同じ分譲地内で不倫」「住宅ローン審査前に夫の借金発覚」実際にあった住宅購入時の悲劇を業界のベテランに聞いた
分譲地内で仲良くなりすぎて不倫
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不倫、借金……と、これまで多くのエピソードを見聞きしてきたたのは、営業マンとしてスタートした住宅業界でのキャリアは18年以上。現在はマイホーム管理アプリ「マイホム」、プリフィックス注文住宅「PlusMe(プラスミー)」などを手がける、株式会社マイホムの代表取締役・乃村一政さんです。今回は「住宅にまつわる悲喜こもごも」を聞きました。
大きな土地を区画整理し、宅地として小分けして販売する「分譲住宅地」。入居のタイミングも近い新興住宅地の分譲地では、居住者同士が仲よくなりすぎるがあまり、お隣さん同士で情事にふけってしまったケースもあるというのもあるそうで。
「仮にAさん宅、Bさん宅としましょう。僕が九州エリアのある営業マンから聞いたのは、Aさん宅の夫と、Bさん宅の妻が不倫してしまったケースです。親睦を深めるパーティが引き金になったと知ったのは、さらに別のご近所さんからの密告でした。アフターケアのためにと訪問したところ『親睦パーティあの日から、AさんとBさんの奥さんが不倫始まっちゃったらしくて…』と言われて、その営業マンも、驚きよりも正直『そこまで仲よくなってほしくはなかったんだけど…』って感じだったそうです(笑)。
結果、Aさんのご家庭は離婚してマイホームを手放してしまい、Bさんのご家庭は再構築したと聞いています。分譲地には一般的に50〜100世帯、大きな分譲地になると300世帯以上が住みますが、PTA不倫というのもあるぐらいですから、異なるご家庭の男女同士がくっついてしまのは住宅業界でも起きるわけです。武勇伝としたいのか、不倫している男性が『じつは、あそこの奥さんと…』と、みずから打ち明けてしまうケースもあるそうで、ここまでくると目も当てられません」
◆持ち分の話し合い不足で「離婚」に発展
不倫のトラブルがある一方、数十年にわたり数千万円ものローンを組むマイホームではお金にまつわるトラブルも多々。「挙げればキリがない」とはなす乃村さん。夫婦の話し合い不足で、決定的な仲たがいにまで発展してしまったケースを振り返ります。
「住宅ローンの内訳で揉めたケースです。過去にとある工務店の営業さんから相談を受けたケースでは、妻側の親御さんが着手金の500万円を出し、残りの2500万円を夫が単独で住宅ローンを借入れることになりました。ただ、所有権の割合が問題になったんです。事前に話し合う中で、マイホームの『500万円分は私の持ち分』と妻からは言いづらかったらしく、どうやら内情はギスギスしていたようでした。
すでにマイホームは完成して、不動産の決済のために銀行へ向かう車内で『うちの父が500万円分を出したから、その持ち分はちょうだいよ』と妻が言ったところ、夫も『今さら何を主張しているんだ。そもそも、お前のオヤジが嫌いだったんだ!』と激怒し、離婚にまで発展してしまったそうです。本音を言えば、揉めそうなら事前に相談してほしかったなと…その営業マンも苦笑いしてました」
◆夫から「2人で会える?」と電話が来た理由は?
住宅ローンの審査には「事前審査」と「本審査」があります。事前審査の通過後に、必要であれば土地を購入して、建築がスタート。その後、本審査を通過できれば住宅ローンを正式に借り入れられます。
この審査中にも、マイホームを背景にした“ドロドロ”エピソードが。妻の預かり知らぬ夫の借金がバレる、ヒヤッとするケースも……。
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