◆原因別は、最多が「販売不振」の52件で、8割超(構成比82.5%)を占めた。「既往のシワ寄せ(赤字累積)」4件と合わせた『不況型倒産』は56件で、約9割(同88.8%)を占める。このほか、開業時の見通しが甘く事業を軌道に乗せられなかった「放漫経営」は4件だった。◆形態別は、「破産」が58件(前年度比163.6%増)で9割超(構成比92.0%)を占めた。「特別清算」1件と合わせた『消滅型』倒産は59件(同93.6%)だった。一方、『再建型』倒産では「民事再生法」が4件(前年度1件)発生した。
◆資本金別は、「1百万円以上5百万円未満」が27件(前年度比237.5%増)で最多。次いで、「個人企業他」が24件(同380.0%増)で続く。5百万円未満の小・零細企業が54件で8割超(構成比85.7%)を占める。
◆負債額別は、「1千万円以上5千万円未満」が43件で最多、約7割(構成比68.2%)を占める。また、「5千万円以上1億円未満」が15件で前年度2件より7.5倍増と大幅に増加した。複数店舗を運営する企業にも倒産が広がっている。
◆従業員数別は、「5人未満」が57件(前年度比200.0%増)で9割(構成比90.4%)を占めた。一方、50人以上(前年度ゼロ)の大型倒産は前年度同様、発生していない。