テレビで放送された映像には、首都リマにあるボルアルテ氏の自宅ドアを破壊して家宅捜索に当たる当局者の姿が捉えられていた。同氏の
腕時計をめぐっては数週間前、
汚職を通じて不正に入手した可能性があるとの疑いが浮上していた。
同氏はこれまでのところ、時計は懸命に働いたことの対価だと述べるだけで、入手の詳細については説明していない。
家宅捜索中、大統領府に滞在していたボルアルテ氏は「捜索は恣意(しい)的で過剰、
脅迫的だ」との声明を発表し、当局を批判した。
捜索の発端となったのは、今月放送されたニュース番組で、2021年当時、ペドロ・カスティジョ(Pedro Castillo)前大統領政権で開発・社会統合相を務めていたボルアルテ氏が付けていた高級
腕時計が取り上げられたことだった。
元
弁護士のボルアルテ氏は、
公務員の給与でどのようにして高給
腕時計を購入できたのかとの質問に対し、18歳から懸命に働いてきた結果だと主張している。
【翻訳編集】AFPBB News
■関連記事
・
ペルー議会、大統領を罷免 解散宣言を無視(2022年)・
佳子さま、ペルー大統領を表敬訪問 日系人とも面会・
毎年恒例、ペルーのシャーマンが2024年を予言