昭和から令和までずっと第一線で活躍する“キョンキョン”は、本作では過去と未来をつなぐ重要な芸能人として存在していた。そして令和の“キョンキョン”は、さきほどの純子の発言さながらに、年を重ねても自分らしく輝き続けている。一種の希望の姿だ。
そしてもう一人のサプライズゲストが、令和のムッチ先輩役で登場した彦摩呂。こちらもいい年の取り方をしている。今やグルメレポーターとして有名だけど、その経歴は華やかで、モデル、アイドル、俳優とイケメン街道を歩んできているから磯村勇斗の晩年役にも説得力がある。キリッとした顔立ちはふっくらしたものの、だからこそ別の魅力をまとい愛されている。そう、「あの頃は良かった」なんてことはない。今が、未来が一番いい。そんなメッセージを2人からも受け取った。
(文:綿貫大介)