彫刻家のチャビス・マルモル氏(42)はこれまで車を持ったことがなく、普段は主に自転車で移動している。
青い
テスラ「モデル3」の上に重さ9トンの彫刻を落とした作品は、マルモル氏のアイデアに賛同した
メキシコ市の
ホテル「コリマ71(Colima 71)」の敷地に展示されている。同
ホテルは、巨大な頭の彫刻に押しつぶされ、
テスラ車の屋根が徐々に陥没していく動画を公開した。
マルモル氏は、メソアメリカ最初の主要文明とされるオルメカ人の巨石人頭像からインスピレーションを得たと説明した。
スペインからAFPの電話取材に応じた同氏は「私のアイデアは、
イーロン・マスクをいらだたせる作品を作ることだった。この素晴らしい頭があなたのお粗末な車に何をするか見てください。この頭はあなたや、そこら中にはびこっているテクノロジーよりも大きい」と語った。
テスラは1年前、
メキシコ北部モンテレイ(Monterrey)に巨大工場を建設すると発表した。
「それを目にしたら私は何を感じるだろうかと思った。
テスラは私にとって何を意味するのか? モンテレイに工場を置くことは何を意味するのか? マスクは私たちに何をもたらすのか?」
マルモル氏は、4万ドル(約600万円)相当の
高級車が破壊されるのを見ても気にならないと言った。「芸術の素晴らしいところは、このような残虐行為を許してくれることだ」
【翻訳編集】AFPBB News
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