『ソロ活はじめました! 独身アラサー派遣OLが
生活費15万円でも毎日を
世界一楽しむ方法』(KADOK
AWA)の著者、よしみ子さんは29歳。毎月の手取り20万円、そのうち
生活費は15万円で、さほど多くはありません。そして上記のプロフィール、でも「毎日を
世界一楽しむ方法」を日々実践しているのです。
◆ひとりだからこその醍醐味
今でこそソロ活の醍醐味を満喫しているよしみ子さんですが、悩み苦しんだ時期もありました。
社会人になった頃は、仕事のしんどさに押しつぶされそうになったそうです。しかし誰かの誘いを待っているだけでは、事態は何も変わらないのです。
「自分の
人生は自分で楽しくできる」と気づいた時、よしみ子さんの世界は無限に広がったのではないでしょうか。もちろん、誰かと一緒だからこそ楽しめることもあります。でも、ひとりだからこそ自由に贅沢に過ごすこともできるのです。
◆自分で自分をエスコート
やってみたいことはたくさんあるけれど、ひとりでは無理かもしれない。それって本当に無理でしょうか。案外ほんの少しの勇気で飛び越えられるかもしれませんよ。
たとえば「アフタヌーンティー」。三段重ねのティースタンドの印象から、いかにも女子数人で行くイメージですが、「1名から予約可」の条件でも多数あると本書。よしみ子さんが選んだのは、「ザ ロイヤルパーク
ホテル アイコニック 東京汐留」。24階にあるティールームからは東京タワーや浜離宮恩賜庭園が望めます。
ひとりで過ごす優雅なひととき。知り合いのいない空間で、一流のおもてなしを受けるのは心身の浄化にもってこいです。
仕事や雑事から離れ、誰にも気兼ねせず、ていねいに作られたセイボリーとスイーツを味わう。普段慌ただしく食事をしている人も、この時ばかりはゆっくりと、
香り豊かな
紅茶をいただけます。自分のリズムで過ごす時間、これぞ究極のリフレッシュではないでしょうか。
◆自然や動物をひとりじめ
ソロキャンも流行りつつありますが、女子ひとりというのは、ちょっとハードルが高い。でもたまには自然や動物にふれてみたい。こんな人におすすめなのが乗馬体験です。
本書で紹介しているのは、全国各地に拠点を持つ「乗馬クラブクレイン」。こちらにはおひとり様プランがあり、ブーツやヘルメットがレンタルでき、レッスン料とレンタル代を合わせても3000円程度。体験時間は30分なので、気軽に申し込みができそうですよね。
実は私も乗馬経験者。馬は何度も見ていますが、見るのと実際に乗ってみるのとは、当然ながら大違い。本書にもあるように「馬にまたがると、思った以上に視線が高くてびっくり」。初心者のための馬はおとなしい性質で、歩ものんびりですが、けっこう上下にゆれて、振動も伝わってくるのです。
体勢を整えるために自然と背筋が伸びるので、ただ乗っているだけでもかなり体幹が鍛えられます。
慣れてきたら少し馬にさわらせてもらったり、話しかけたり。馬の毛並みはビロードのようで気持ちがいいですし、乗せてくれた馬に対しても愛情がわいてくるのです。
アニマルセラピーという言葉があるように、動物とのふれあいは、私達の心を豊かにしてくれるのでしょう。身近で体験できる非日常。緑に囲まれた地で、おいしい空気を吸えるのも魅力です。
◆
裁判傍聴で自分の
人生を振り返る
テレビドラマや映画を見ていて、「このシーンって実際はどうなっているのかな」と好奇心がうずくことありませんか。