現地時間10月2日、カリム・ベンゼマやエヌゴロ・カンテらを擁する
サウジアラビア王者アル・イテハドは、敵地イランでセパハンと対戦を予定していたが、キックオフ直前に急遽中止に。英公共放送『BBC』や英紙『The Sun』によれば、その理由はアル・イテハドの選手たちが、ピッチの横にある銅像に不満を抱いたからだという。
『The Sun』は、緊張状態にあるイランと
サウジアラビアの関係性を踏まえ、こう説明している。
【画像】ピッチ脇に…騒動の発端となった銅像「ピッチ近くのベンチ脇には、元イラン軍司令官ガーセム・ソレイマーニーの銅像が見える。彼は2020年にアメリカの無人爆撃機によって死亡するまでは、イランで2番目に権力を持つ人物とされていた。状況を把握するために90分の遅延を要求した後、チームは
サウジアラビアに戻るために空港に戻った」
また、アジアサッカー連盟(AFC)は次のような声明を発表した。
「今夜、エスファハンのナクシェ・ジャハーン・スタジアムで開催予定だったAFCチャンピオンズリーグ2023-24グループCのセパハン対アル・イテハドは、予期せぬ不測の事態により中止となった。AFCは選手、試合関係者、観客、関係者全員の安全と安心を確保するために全力を尽くすと改めて表明する。この件は今後、関連委員会に付託される」
なお、決戦の地にはすでに6万人のサポーターが詰めかけていたとされる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部