内容によっては社外秘などに指定されているケースもある。
その場合は、シートの背景に「社外秘」などの透かし文字を入れておくと安心だ。
印刷した際に透かし文字が入るので、セキュリティ意識の向上にもつながる。
今回は、
Excelファイルの印刷時に透かし文字を入れる方法をご紹介しよう。
■文字画像を透かしとしてExcelファイルに入れるExcelファイルに透かしを入れるには、以下の手順で文字画像をヘッダーに挿入すればOKだ。
1.事前に文字画像を準備しておく
まずは、事前に透かし文字として使いたい文字画像を用意しておこう。
ExcelやPowerPointがあれば、テキストボックスで入力した文字を図として保存すれば簡単に作成できる。
2.「ヘッダーとフッター」を開く
透かし文字を入れたい
Excelファイルを開き、「挿入」タブで「ヘッダーとフッター」をクリックする。
3.図の挿入へ進む
「ヘッダーとフッター」のリボンから、「図」をクリックする。
4.「ファイルから」を選択
「画像の挿入」が表示されるので、「ファイルから」をクリックする。
5.事前に用意した文字画像を選択
あらかじめ準備しておいた画像を選択し、「挿入」をクリックする。
6.ヘッダー中央部を確認
ヘッダーの中央部に「&[図]」と入っているのを確認し、ヘッダー以外の場所をクリック。
7.図の書式設定へ進む
文字画像が表示されたら、ヘッダー中央部をクリックし、「図の書式設定」をクリックする。
8.文字画像の位置と色を設定
表示された設定画面で「図」タブを開く。「色」を「ウォッシュアウト」に指定し、必要に応じて「トリミング範囲」の数値を変更して文字画像の位置を調整し、「OK」をクリックする。
9.透かし文字が挿入される
ヘッダー以外の場所をクリックすると、設定内容を反映して背景に透かし文字が挿入される。このままファイルを保存すれば、印刷時に透かし文字が入るしくみだ。
最近はかなりペーパーレスが普及しているが、まだまだプリントアウトした書類を使う機会も多い。機密書類を印刷する場合は、今回ご紹介した方法で透かし文字を入れてほしい。
執筆:しぶちん(ITライター)