この引き抜きで俄然関心が高まっているのが、オーストラリア人指揮官がスコットランドで共闘した愛弟子をイングランドに呼び寄せるかだ。
有力候補として古橋亨梧や旗手怜央の名が挙がるなか、英メディア『90min』が「アンジェ・ポステコグルーがトッテナムに連れて行く可能性のあるセルティックの選手たち」と題した記事を掲載。古橋と旗手のほか、ジョッタとカール・スタルフェルトをチョイスした。
まず、圧倒的なインテリジェンスで中盤を支配し続けた旗手に関しては、「アンジェは2018年に横浜F・マリノスに加入以来、4−3−3に固執している。このオーストラリア人がノースロンドンで同様のシステムを採用することを期待すべきだろう」と綴った。
「ロドリゴ・ベンタンクールが怪我から回復途中の現在、ボックス・トゥ・ボックスのNo.8として優れた能力を発揮できるMFがほとんどいない。ピエール=エミル・ホイビェアやパペ・マタール・サールといった選択肢もあるが、ポステコグルーは、間違いなくスコットランドで最も素晴らしいパフォーマンスを見せたハタテとの再会を試みるかもしれない」
【動画】ポステコグルーの下、得点力が大爆発!セルティック古橋の公式戦全34ゴール! 一方、27発を叩き込み、リーグ得点王に輝いた古橋は、「元ヴィッセル神戸のヒットマン」「スコティッシュ・プレミアシップにすんなり馴染んだもう1人の日本代表選手」と表現。退団が囁かれるトッテナムの史上最多スコアラー、ハリー・ケインにも触れ、こう伝えた。
「ボールのないところでのプレーに優れており、非常に知的なFWである。その動きは得点に最適なポジションを取るのに役立つ。彼はゴール前ではいつも冷静だ。こうした点からキョウゴは確かに大きな移籍の準備ができているように見えるが、ハリー・ケインに代わる即席の選手にはほど遠い。アンジェがトッテナムに連れてくるなら、最初はあまり目立たない役割を果たす方が適しているだろう」
日本人路線で成功を収めたセルティック時代に倣い、森保ジャパン戦士のダブル獲りもあるのか。ポステコグルー・トッテナムの今夏の動きから目が離せない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部