今回は、こうした不満を一気に解消できる無料ツール「ElevenClock」を紹介しよう。Windows 11のタスクバーの日時表示を自由自在にカスタマイズすることが可能だ。
●ElevenClockによる日時表示のカスタマイズWindows 11の利用中に日時を確認するには、タスクバーを見ればよい。
次のように日付と時刻が表示されているので、すぐに確認できる。
Windows 11のタスクバー標準の日時表示
ただし、ここには欠けている情報がある。
1つは「秒」、
もう1つは「曜日」だ。
それくらい壁に掛けているカレンダーや時計で確認すればよいとも言えるが、
どうせならタスクバーに表示されていたほうが便利なのは間違いない。
さらに、タスクバーの日時表示は文字が小さくて見づらい。
フォントやフォントサイズ、色、背景色などをカスタマイズできればもっと見やすくなるはずだ。
こうした要望を満たしてくれるのが、
Microsoftストアで入手できるWindows 11用の無料ツール「ElevenClock」である。
簡単に、次のようなタスクバー時刻表示にカスタマイズすることが可能なのだ。
ElevenClockでカスタマイズしたWindows 11の日時表示の例。秒と曜日が表示され、色も変更されている。
インストールすると、直後に「ElevenClockへようこそ!」というウィザードが表示されるので、[スタート]ボタンをクリックして順番に設定していく。
これで、ツールバーの表示を変更できる。
[スタート]をクリックしてウィザードを開始する。
ここでは[インターネット時刻]を選択して[>]をクリックする。
[時計を隠す(推奨)]を選択して[>]をクリックする。
日時の形式を指定して[>]をクリックする。
外観を指定して[>]をクリックする。
[完了]をクリックして初期設定は完了。なお、このウィザードはあとで起動することもできる。
もちろん、ウィザード実行後も日時表示を右クリックすればメニューが開き、さまざまなカスタマイズが可能だ。
[ElevenClockの設定]を選択すれば、
フォントやサイズ、色や背景色など細かく設定できる。
[一般設定]の[開く]をクリックすれば、
インストール時のウィザードをもう一度起動して設定することも可能だ。
また、[Clock tools]のサブメニューを使うと、
マルチディスプレイ環境のディスプレイごとに日時の表示方法を変えることも可能となっている。
日時を右クリックすると表示されるメニュー
[ElevenClockの設定]を選択すると設定画面が表示される。
[一般設定]の[開く]をクリックするとウィザードを起動できる。
たとえば[時計の概観]では、フォントやフォントの色、背景色などを設定できる。
[Clock tools]のサブメニューではディスプレイごとの日時表示をカスタマイズできる。
ElevenClockは、Windows 11のタスクバーの日時表示をカスタマイズすることに徹底的にこだわったツールだ。
とても細かいところまで設定できるので、Windows 11の日時表示に不満を持っている人には、ピッタリのツールだろう。
もしちょっとでも使いづらさを感じているなら、試してみてはどうだろうか。
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ElevenClock井上健語(フリーランスライター)