受験費用前章で解説した
受験費用の平均は以下の通りです。
学校納付金と同じく、私立大学理系・私立大学文系・国公立大学の順に費用が高くなっています。国公立大学の受験費用は学校納付金とほぼ同額ですが、私立大学では学校納付金のほうが受験費用より10万円ほど高く、受験時だけでなく合格後の資金をしっかり用意しておくことが大切です。
また入学費用全体に対する受験費用の割合は、いずれも4割程度 です。
出典:日本政策金融公庫 令和3年度「教育費負担の実態調査結果」
入学しなかった学校への納付金
いわゆる「滑り止め」の大学を受験した場合、併願したほかの大学からの合否通知が来る前に、納付金の締め切りがあることも少なくありません。基本的には、納付後に入学を辞退しても納付金は返還されません。
合格したものの入学しなかった学校への納付金の平均額は以下の通りです。
いずれも10万円前後が入学しない大学への納付金として支払われています。
なお、入学費用の合計はそれぞれ以下の通りです。
出典:日本政策金融公庫 令和3年度「教育費負担の実態調査結果」
まとめ
統計を見ると、大学受験費用の平均は20数万円~30数万円です。入学時には60数万円~80数万円がかかり、授業料を含めるとこれに100万円前後プラスされます。
教育資金は、住宅資金・老後資金に並ぶ人生の三大資金の一つです。子どもや自身のその後の人生に大きく関わるものなので、しっかりと長期的に準備をしておきましょう。