パクチー…大1株(20g)
長ねぎ(せん切り)…5cm分
A
にんにく(すりおろし)…小さじ1/8
ごま油…大さじ1と1/2
水…大さじ1
花椒(粉末)、鶏ガラスープの素(顆粒)…各小さじ1/2
塩…小さじ1/8
こしょう…少々
作り方
1.鍋に湯をたっぷり沸かして豆腐干を入れ、5分ほどゆでて水気をきる。流水をかけながら粗熱を取り、ボウルに入れて水を3回ほど替えながらもみ洗いする。手でぎゅっと押さえつけるようにし、水気をしっかりきる。
2.パクチーは2cm幅に切る。
3.ボウルにAを入れ、混ぜ合わせる。?を加えてなじむまで和え、?、長ねぎを加えてさらになじむまで和える。
――これから豆腐干はどのように広がりを見せていくと予想していますか?
日本人は、アレンジするのが得意ですので、さまざまな食べ方・楽しみ方が消費者の皆さまから逆提案されていくのでは?と期待しています。日本には地方ごとの豊かで多様な食文化があります。それらとの融合などもおもしろいと思います。
また、昨今健康づくりのキーワードとして「たんぱく質」が注目を集めていますので、病院や老健施設での採用のみならず、「フレイル(※)」の予防食材としても広がっていくポテンシャルがあると考えています。より菜食文化が一般的な欧米等におけるエシカルなたんぱく質源の一つとして、海外における需要の高まりも視野に入れています。
※Frailty (虚弱)の日本語訳。加齢に伴い、筋力や認知機能、社会性など「心身の活力」が低下した状態のことを指す。「健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間」を意味する。
参考:https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/frailty/about.html
メーカーおすすめの超簡単レシピも
――メーカーの方が、日常的に召し上がっている、「豆腐干をおいしく食べるおすすめのレシピ」を教えてください。
個人的によく食べているのは、「納豆たまごかけ豆腐干」です。とても簡単なので、ぜひ試してみてください。
作り方(というほどでもないですが……)
1.下処理した『豆腐干』1袋(100g)を丼によそう。
2.納豆1パックを付属のタレと一緒に入れ、生卵を割り入れる。
3.ひたすら混ぜる。
4.めんつゆで味を調え、きざみ海苔をふる。
普段冷蔵庫にあるもので、短時間で簡単においしい1品が完成します。たんぱく質が多く摂れるので、トレーニングの後などにもおすすめです。
(TEXT:上原かほり)
市瀬悦子さん
料理研究家/フードコーディネーター。大学卒業後、食品メーカーの営業から、料理の世界へ。多くの料理研究家のアシスタントを経て独立。『おいしくて、作りやすい家庭料理』をテーマに、書籍、雑誌、イベント、メーカーのメニュー開発のほか、NHKEテレ「きょうの料理」、NHK「あさイチ」などテレビにも出演中。近著に「食材2つで大満足弁当」(主婦の友社)「伝統食材干豆腐レシピで糖質オフなのに本当においしいラーメンダイエット」(主婦の友社)「ボウルで仕上げるおいしいレシピ」(学研プラス)「がんばらない作りおき200 」 (主婦と生活社)「家呑みサイコーつまみ」(学研プラス)など多数。
優食
『ひとに、地球に、やさしい食を。』をコンセプトに、加工食品の開発・販売を手掛ける食品メーカー。豆腐干の冷凍販売を中心に、幅広く豆腐干が認知されるように、自社HPではさまざまなレシピを展開中。