ジャッジがヤンキース残留へ 野手史上最高9年約493億円で合意

【AFP=時事】米大リーグ(MLB)、2022年シーズンのア・リーグ最優秀選手(MVP)に選出されたアーロン・ジャッジ(Aaron Judge)が7日、野手史上最高額の9年総額3億6000万ドル(約493億円)でニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)に残留した。複数メディアが報じた。
フリーエージェント(FA)となっていた30歳のジャッジは、リーグ最多記録を更新する62本塁打を放った今シーズン開幕前、ヤンキースの7年総額2億1350万ドル(約292億円)の契約延長オファーを拒否していた。
MLBの公式サイトや米スポーツ専門チャンネルESPNをはじめ、複数のニューヨークメディアが報じた新契約は、ジャッジが本塁打王に輝いて得点133、打点131、打率.311を記録した2022年シーズンの自分に賭けをして、1億5000万ドル(約205億円)を稼ぎだしたことを意味する。
1シーズン平均4000万ドル(約54億8000万円)となるジャッジの契約は野手史上最高額で、これまで最高だったマイク・トラウト(Mike Trout)がロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)と結んだ12年総額4億2650万ドル(約584億円)を1シーズンあたりで400万ドル(約5億5000万円)上回る。
年額でジャッジをしのぐのは、MLBではマックス・シャーザー(Max Scherzer)とジャスティン・バーランダー(Justin Verlander)の両投手のみとなっている。
報道によれば、ナ・リーグのサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)とサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)もジャッジにオファーを出していたという。
ロジャー・マリス(Roger Maris)が1961年にマークしたア・リーグ最多本塁打記録61本の更新を目指したジャッジは、シーズン最終盤のテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)戦で62号を放った。
【翻訳編集】AFPBB News
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