長友佑都(以下、長):もちろんクロアチア、強いチームだったんですけど、僕たちがやりたいサッカー、しっかりと守備をしてカウンターだったりとか、あとは、ボールを持てるところもたくさんありましたし、自分たちが思ってた通りの試合はできたんじゃないかなというのはあります。
――延長戦、そしてあのPK戦。ベンチからどのような気持ちで見守っていましたか。長:正直見てられなかったですね。PK戦なんて本当に見てられなかったんですけど、この勇気を持ってね。プレッシャーかかる場面で、自分から蹴りに行くといった勇気を持って蹴っていった選手たちを本当に僕は誇りに思うし、皆さんも称えてほしいなっていうのは思います。
――試合が終わって、選手1人1人にどのような声をかけましたか。長:この悔しさを未来に繋げてほしいっていうのと、PKを外してしまった選手は責任を感じて泣いていたので、お前たちがいなかったら、ここに来れなかったよ、まず予選リーグも突破できなかったよって。だから、ありがとうっていうのは伝えました。
――ベスト8に進むために何が足りなかったと思いますか?長:難しいですけどね。この答えが分かってたら、別ステージに進めるんでしょうけど。ただ確実に日本サッカーは僕は成長してるなっていうのを4大会、ワールドカップを経験して感じた大会ではあったんで。PKというのはね、僕はやっぱり運もあると思うんで、なかなか難しいと思うんですけど。ただ成長はしてるし、今後あの後輩たちがしっかりとこの壁は破ってくれるなっていうのは思ってます。
――この大会を終えて、今回のチーム、どんなチームでした。長:最高なチームでしょう、もうブラボーなチームでしたよ。
――2010年、2014年と経験しましたけど、その中でも最高な。長:僕が見てきた代表のなかで1番強かったチームだと思いますね。
――ロシアワールドカップから4年間を振り返るとどんな4年間でしたか。長:苦しいっすね。ロシアでベスト16の壁に敗れてしまって、そこからの4年間っていうのは。サッカー選手で、ワールドカップのこの一瞬のために4年間を耐えしのぐと。本当に苦しいことが多かったですけど。ただ個人的にもそうだし、日本代表チームも苦しいことを乗り越えて、ここにたどり着いた。そして、夢や希望は届けられたと思うんですよ。この戦いぶりに。なので、胸張って帰りたいなと思います。
――36歳。次のワールドカップでは40歳となりますが、イメージはありますか。長:この4年のために全てかけてきたんで、正直先のことは全く考えてないです。一旦休みたいです。一旦休んで、今の興奮状態で決断するんじゃなくて、冷静な自分でしっかりと今後を決断したいなと思います。
――4大会目のワールドカップは自身にとってどんな大会になりましたか。長:人生の中でここまで熱狂できたことはなかったですね。本当にエモーショナルな大会だったし、たくましく戦う後輩たちの姿は本当に僕は誇りに思ったし、後輩たちから感動をもらいました。
――「ブラボー」が日本ではかなり話題になっていますけど、ぶっちゃけ流行語大賞狙ってました?長:いやいや(笑)流行語大賞もう終わりましたしね。でも素晴らしい言葉なんで、 本当にみんなが元気になるような言葉なんで、ぜひ皆さんにたくさん使っていただきたいなっていうのは思います。
――最後に改めて日本のサポーターにメッセージをお願いします。長:皆さん本当に応援ありがとうございました。皆さんの応援が僕たちのパワーとなり、ここまで戦うことができました。結果は残念でしたがこの悔しさを必ず後輩たちが繋げてくれると思います。自分自身もまた頑張っていきたいなと思います。また、日本代表の応援をこれからもよろしくお願いします。
会見動画:
https://youtu.be/_plB4D6jBw8