被害にあったのはマーシャル諸島船籍の4000トン級の石油タンカーで、
韓国人が船長と機関長を務めて、インドネシア人の船員17人が乗船していた。
同船舶を巡っては、日本時間の先月24日午前7時ごろに連絡が途絶えたが、翌25日午前11時55分ごろに連絡が取れ、船員らの安全が確認されていた。連絡が途絶えた後、
コートジボワール南方約166キロの地点に連れ去られたが、
海賊が去った後、船長が船会社に連絡を取ったという。
海賊は約30億ウォン(約3億円)相当の石油3000トンを奪い、船内の設備を破壊したものの、船員たちにけがはなかった。
同船には2人が武装していたものの、
海賊に制圧されたという。
近くにいたイタリア海軍が先月26日に同船に接近して船員の安全を確認し周辺の警戒を行い、同船が
コートジボワールのアビジャン港に入るまで護衛した。
同船の安全が確認された後、朴振(パク・ジン)外交部長官はイタリア、
コートジボワール、ガーナ、ナイジェリアに情報収集や捜索での協力について感謝を伝えるメッセージを送った。