この件について総合的な分析を行なった結果、「採用した会計処理が適用される原則で認められている範囲内である」という評価を下したが、「さらに慎重を期すため、会計処理の方法を変更し、今後の見積もりも変更される」としている。
さらに、「懸案の法的および技術的、会計的な問題の重要性と関連性を考慮し、
ユベントスがこれらの問題に対処するために、新しい取締役会を設けることが会社のために最善であると考えた」と続けている。
「このため、アンドレア・アニェッリ会長の提案に基づき、取締役会の刷新に関する決定をできるだけ早く株主総会に提出できるよう、会議に出席した取締役会の全メンバーが現職を放棄することを表明した」
ただ、マウリツィオ・アリバベーネCEOは現職を継続。ジェネラルマネージャーには、再建のスペシャリストであるマウリツィオ・スカナヴィーノ氏が就任することが発表されている。今後数か月で新理事会と新クラブ体制が整う見込みだ。
アニェッリ会長は2010年以降、
ユベントスの会長を務めていた。近年は「欧州スーパーリグ構想」を推し進めていた人物としても知られている。英紙『The Guardian』は「調査対象はアニェッリとパベル・ネドベド副会長だ。昨シーズンはリーグ4位に終わり、2億5430万ユーロ(約328億7350万円)の損失を出していた。これはイタリアでは過去最高である」と指摘。会長、副会長ともに疑惑を否定しているが……。クラブの今後を含め、動向が注目される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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